2023年のオオクワガタの産卵セットの割り出しがほぼ終了したので、総括したいと思います。まず、使用した個体は、オス2匹とメス3匹で、累代を続けている生体になります。また、5匹とも昨年の秋から春にかけて冬眠させて、エネルギーを充填して春に産卵セットを組みました。産卵セットの詳細につきましては、別のブログで紹介していますので、そちらを参考にしてください。





GWから産卵セットを組みはじめ、2度目の産卵セットを含めると計4回産卵セットを組みました。ペアの組み合わせと産卵セット、割り出しの時期と幼虫の数をまとめますと下記になります。
ペア | 産卵セット | 材割り | 幼虫 | |
産卵セット 1回目 | ②♂82.2 ③♀52.7 | 4/29 | 6/18 | 19匹 |
産卵セット 2回目 | ①♂84.2 ⑤♀54.3 | 4/29 | 6/24 | 8匹 |
産卵セット 3回目 | ①♂84.2 ④♀54.4 | 5/7 | 6/24 | 13匹 |
産卵セット 4回目 | ①♂84.2 ⑤♀54.3 | 6/9 | 6/9 | 11匹 |
今回はフジコンさんのオオヒラ茸オオクワ産卵材を使用しました。加水不要で手間なしだけでなく、幼虫の数もまずまずの結果でした。産卵セットを組んでから2か月ほど経過して材割りをしたので、材割り時には幼虫はそこそこ大きくなっていました。そのため、直ぐにオオヒラタケの菌糸ビンに投入しました。今回は実験で北斗恵栽園さんと月夜野キノコ園さんのオオヒラタケの菌糸ビンを使用して、成長を比べたいと思います。
2023年オオクワガタの産卵セットの総括ですが、4回の産卵セットの内 すべてから幼虫を取ることができました。おそらく産卵材の差が大きいと思っています。来年以降もフジコンさん産卵材を使用していきたいです。あと、幼虫の数としては育てることができる上限ギリギリでしたので、良い結果でした。オオクワガタの産卵セットはタランドュスやババオウゴンオニクワガタに比べるとハードルが低めと思います。また、私にとってオオクワガタの産卵セットを成功させるコツは、冬眠させることと産卵セットの時期、産卵材と思います。今後も累代を続けて、大きな個体を出せるように精進したいと思います。
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