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タランドュス 菌糸ボトル産卵

タランドゥスオオツヤクワガタ

今回はタランドュスのカワラ菌糸ボトル産卵について、初めて成功したので状況をまとめたいと思います。

事前準備

カワラ菌糸ボトルは約1か月ほど常温管理したボトルを使用します。あまりボトル作成から時間が経っていないと菌が強いため、卵や幼虫が菌に巻かれる可能性があります。ボトルを外から見て、菌糸の状態がべたーっと一体になっていればいい感じです。全体的に粒々が見えている場合は、もう少し置いた方がいいです。

いい感じのボトル
まだ早いボトル

あとは、菌糸ビンの蓋にメスが通れそうな穴を空けます。メスが中に入った後に菌糸が外に出てくるとメスが産卵しないことがありました。蓋をすることで菌糸が外に出にくくなって、メスの産卵場所を保つことで産卵しやすい環境を作ります。

菌糸ボトルの蓋に穴を空ける

産卵セット

産卵セットは菌糸ボトルを安定させるためのマットに菌糸ボトルを乗せて完成です。産卵セットを組む前にはペアリングをさせる必要があります。その方法についはリンク先に記載していますので、参考にしてください。

産卵セットにメスを投入
菌糸ボトルに入った後

上手くいくと産卵セットにメスを投入してから、数日で穴を掘り始めます。タランドュスは、基本的に産卵セットに潜った後は幼虫を見守るため、産卵セットから出てきません。また、メスは幼虫を捕食する可能性があるため、一か月後に菌糸ビンから強制的に取り出します。うまくいけば、この時に初令の幼虫がいると思いますが、菌糸が固いため卵や幼虫を取り出すのは、かなり難しいです。そのため、メスを取り出してからさらに一か月ほど経過してから、幼虫を取り出します。このぐらいであれば、幼虫が菌糸を食べているので、菌糸も柔らかくなって幼虫を簡単に取り出すことができます。

菌糸ビンに幼虫発見
今回は5匹いました

菌糸ビン産卵は初令の状態から菌糸で育てているので大きく育つ可能性があるのでは??と期待しています。また、レイシ材が入手しにくいので、菌糸ビン産卵をうまく使えるとタランドゥスやババオウゴンオニクワガタの産卵も安定させることができます。産卵セットの参考になれば幸いです。

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