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カブトムシ幼虫 屋外飼育について

カブトムシ

以前、私が実施していたカブトムシの幼虫の屋根付き駐車場での屋外飼育の方法について紹介します。

飼育環境について

飼育ケースですが、下記のような大型ボックス(W760×D345×H410mm)を使用しました。

大型ボックス
幼虫用マット 50L

その中に幼虫を15~20匹ほど入れて屋外飼育をしました。設置場所は、直射日光が当たらない屋根付きの駐車場です。雨水が入らなければベランダでも問題ないです。また、冬は数度まで気温が下がりますが、まったく問題ありません。今回の大型ボックスでは50Lの幼虫用のマットを最初に使用しました。

飼育方法について

飼育方法ですが、まず9月に50Lの幼虫用のマットを加水して入れます。ガス抜きをした後に幼虫を投入します。ガス抜きをしないとマットが発熱して、最悪幼虫が死んでしまいます。ガス抜き方法はリンク先に記載していますので、参考にしてください。10月下旬から11月初旬にマットの状態を確認して、表面に糞が目立たなければ、その状態で年を越します。

マット交換の様子
マット交換終了

その後、3月頭ぐらいにマット交換をします。古いマットは糞を取り除いて再利用します。糞の取り除き方は100均などで販売されている土ふるいを使います。詳細につきましては、以前のブログで紹介していますので、参考にしてください。また、マット交換の際には、蛹室を作りやすくするため、下側10cmほど固詰めにします。そして、その上にふわりとマットを入れます。この時も、新しいマット50Lほどは必要かと思います。その後、7月上旬頃にカブトムシの成虫が地上に上がって来ますので、それまではじっと待ちます。あと、念のため6月下旬ぐらいには昆虫ゼリーを数個入れておきます。もし、早めに羽化した場合でも餓死しないようにするためです。

そして、カブトムシが地上に上がって来ることを確認した後、掘り出しをしてもいいかと思います。マットの上の方にはオスが、下の方にはメスが隠れていることが多いです。また、蛹がいる可能性もありますので、蛹を傷つけないように慎重に掘り進めましょう。

念のためゼリーを設置
裏返っていたメスを発見

ベランダ飼育の方法は大量なマットを使うのが重労働ですが、それ以外は手間なしの飼育方法と思います。また、屋外で飼育しているためコバエやダニの発生もあまり気になりませんので、興味がある方は一度試してみるといいと思います。

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